日時 | 2025年2月28日(金)13:00~16:00 |
開催方法 | Zoom Meetingによるオンライン配信(※アーカイブ配信は予定しておりません。) ※開催前日までに、ZoomのURLをお送りします。 ※当日は、記録用に事務局にてZoomの録画をさせていただきます。 |
対象者 | センサ&IoTコンソーシアム会員、入会を検討中の方・企業様 |
参加費 | センサ&IoTコンソーシアム会員:無料 一般(コンソーシアム未入会の方):10,000円/1名 ※一般ご参加の方へは、別途参加費のお支払いのご案内を事務局よりいたします。 |
定員 | 100名 |
昨今の腸活という言葉の浸透に伴い、体内にある外と言われる胃や腸などの消化器系の学術的理解やその機能のセンシング技術の研究開発が活発化しています。本セミナーでは、飲み込みデバイスおよび化学的手法を用いた消化器系センシングについて3名の講師演者より話題提供して頂きます。
本イベントでは、最先端のセンシングに関する研究成果・取り組みの内容を、センサ&IoTコンソーシアム会員向けに解説いたします。ぜひふるってご参加ください。
※本イベントは、コンソーシアム未入会のの皆様にもご参加いただけることなりました。
<プログラム>
13:00-13:10 はじめに(開会挨拶、タイムテーブルなど)
13:10-13:50
(1)「小型で安価な「飲む体温計」の開発と多機能化に向けて」
吉田慎哉(芝浦工業大学 工学部 准教授)
近年、健康増進を目的として、体内から生体情報をセンシングする技術が注目されている。本講演では、我々の開発している小型で安価な「飲む体温計」と、そのシステムの設計思想や要素技術、ヒト適用に向けた生産技術の開発状況などについて講演する。これは、熱中症の防止、概日リズムの把握や調節、疾患の早期発見に寄与することが期待されている。また、消化管内の疾患や位置推定などに有用なpHセンサの搭載可能性についても紹介する。
13:50-14:30
(2)「蛍光ポリマー群×機械学習によって実現する迅速で簡便な腸内細菌叢の層別化」
冨田峻介(産総研 健康医工学研究部門上級主任研究員)
腸内細菌叢の評価は、健康管理や疾患予防の観点から重要視されているが、従来の分析法では高額な装置と専門知識が必要とされてきた。本講演では、私たちが開発してきたバイオ分析技術を応用した、迅速かつ簡便な腸内細菌叢の層別化技術を紹介する。本技術は、環境応答性の蛍光ポリマー群を用いて細菌叢組成を反映した蛍光パターンを生成し、これを機械学習によって解析することでマウスの健康状態を高精度に判定できる。将来的には、健康管理を目的とした診断技術としての応用が期待される。
14:30-14:40 休憩
14:40-15:20
(3)「可食ワイヤレスカプセルセンサによる消化管内活動計測」
尾上弘晃(慶応義塾大学 機械工学科 教授)
本講演では、可食材料のみで構成されたワイヤレスカプセルセンサについて紹介する。カプセルセンサを経口摂取することで、消化管内でのカプセルの位置や消化のタイミングをワイヤレスで体外から電磁波計測することが可能となる。本センサによる胃腸の活動や腸内細菌の活動をモニタリングを目指したデバイス開発や計測評価実験について報告する。
15:20-15:50 パネルディスカッション
ご講演者3名(吉田慎哉先生、冨田峻介先生、尾上弘晃先生)とモデレーターの2名(長峯邦明先生、光野秀文先生)
15:50-16:00 終わりに
モデレーター:長峯邦明(山形大学 大学院有機材料システム研究科 准教授)/光野秀文(東京大学先端科学技術研究センター 特任准教授)
セミナーお申し込み
お申し込みは、以下フォームから必要事項のご入力をお願いします。
https://forms.gle/6WGb3pCRxTVygzz2A
有料のお申し込みは下記の「Peatix」よりお申し込みください。
https://sensoriot.peatix.com/view
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