日時 | 2023年12月4日(月)13:00~17:45 |
開催地 | 東京大学駒場リサーチキャンパス ENEOSホール 〒153-8904 東京都目黒区駒場4丁目6番1号 |
参加費 | 無料 |
予定参加人数 | 100名 |
開催方法 | 現地リアル開催(オンライン配信なし) |
AIを活用した最先端のイメージング技術やセンシング技術を紹介するプログラムを開催いたします。
<第1部:AI新時代にかがやくイメージングとヒューマンインターフェース>
13:00-13:05 開会の言葉/趣旨説明 三林 浩二 (センサ&IoTコンソーシアム 会長)
13:05~14:00「超高速イメージング・ロボットビジョン・制御」
【基調講演】石川 正俊 先生(東京理科大学 学長)
高速イメージングと並列画像処理の一体化により、人間の目を超えた1msでの画像処理が実現され、今まで実現できなかった知能システムの高速化が達成できる。十分な時間分解能を用いることにより、実世界のダイナミクスの理解と制御が可能となると同時に、高機能化が実現され、加えて、知能システム上での遅延やずれがなくなり、高速現象と高次機能の融合も可能となる。本基調講演では、高速ビジョンとそれを基礎とする高速知能ロボットの制御を論じ、高速ビジョンがもたらす未来社会を展望する。
14:00~14:35「イメージ処理とAR、VR、ヒューマン・インターフェース」
【招待講演】小室 孝 先生 (埼玉大学 大学院理工学研究科 教授)
安価で高性能なHMDの製品化やスマートフォンの性能向上などに伴い、VR/AR技術が身近なものとなった。さまざまなVR/ARコンテンツが世の中にあふれる中で、さらなる新しいユーザー体験を実現する技術が求められている。近年飛躍的な進化をとげているAI技術をVR/ARに導入することで、これまでにないシステムを実現することができる。本講演では特にAIによる画像処理に焦点を当て、それをVR/ARに応用した研究について、研究動向と我々の取り組みを紹介する。
14:35~15:10「高速ビジョンとリアルタイムセンサ情報処理」
【招待講演】鏡 慎吾 先生 (東北大学 大学院情報科学研究科 准教授)
インタラクティブな映像表現やゲーミング用途においては映像ディスプレイには厳しい低遅延性が要求され、そのため高フレームレート表示が重要視されている。一方、ディスプレイの方式によってはフレームレートそのものを上げることなく実効的な遅延を短くできる場合があり、講演者はそのようなシステムを超低遅延ディスプレイと呼んでいる。本講演では、講演者らの研究を中心としてその事例を議論するとともに、ヒューマンインタラクション応用等の周辺話題を紹介する。
15:10~15:35「画像診断支援AI EIRL(エイル)のご紹介」
【企業講演】金子 龍司 氏 (エルピクセル株式会社 営業本部 ゼネラルマネジャー)
EIRL(エイル)は、エルピクセル独自の人工知能(AI)アルゴリズムを用いた医療画像診断支援技術です。 CT、MRI、X 線画像などの医療画像をはじめとする診断に必要なあらゆる情報を解析し、医師が効率的でより正確な診断ができる環境提供を目指します。 近年では医療施設への導入も進んでおり、国内550施設超、解析実績は400万回を誇っております。 医師に寄り添う AI として、医師+AI のダブルチェックが当たり前の世の中に。
15:35~15:55 休憩・センサ&IoTコンソーシアムのご紹介
<第2部:バイオ・医療分野におけるイメージング&ロボティクス>
15:55~16:40「バイオイメージング・生体埋め込みデバイス」
【特別講演】太田 淳 先生( 奈良先端科学技術大学院大学 理事・副学長)
生体組織に埋め込んだエレクトロニクスデバイスによって、生体組織の活動をつぶさに観察し、生体機能の補助・補綴や疾病の治療に役立てる技術への期待は大きい。本講演では特に、脳神経系に直接接触させて神経活動を観察するイメージングや、光を特定の神経細胞に照射して活動を制御するなど、新世代の生体埋め込みエレクトロニクスデバイス研究について解説し、課題と将来展望を論じる。
16:40~17:15「医用ロボットシステム」
【招待講演】川嶋 健嗣 先生 (東京大学 大学院情報理工学系研究科 教授)
空気圧駆動は軽量で柔らかさを有し、比較的大きな力を発生できる。よって、力を増幅するギアなどの機構を用いることなく直接駆動が可能であり、外力を駆動側の圧力から検出可能である。本講演では、この特徴を活かした空気圧駆動の医用ロボットシステムの事例として、装着型の歩行支援ロボット、大学発ベンチャーで実用化した、低侵襲な外科手術を支援する内視鏡保持システムやマスタフォロワー型のロボットを紹介する。
17:15~17:40「近赤外マルチスペクトル技術による新世代カラーイメージング」
【企業講演】祖父江 基史 氏 (株式会社ナノルクス 博士)
可視光色に近似したカラー動画像である近赤外線(NIR)カラー技術を適用した「眩しくないNIRカラー眼底カメラ」について、実用化に向けた課題であった眼底カメラの固視微動に対応した簡易な撮影方法、および小型化、低価格化のためのNIRマルチスペクトルイメージセンサの小型化、高画素化、製造方法の改善について、開発状況をご報告します。
17:40-17:45 閉会の言葉 湯元 昇 (センサ&IoTコンソーシアム 副会長)
17:45- 名刺交換会
セミナーお申し込み
お申し込みは、以下フォームから必要事項のご入力をお願いします。
主催:センサ&IoTコンソーシアム
協賛:一般社団法人次世代センサ協議会、公益社団法人電気化学会化学センサ研究会部門、Society of Advanced Science、化学とマイクロ・ナノシステム学会、サイエンス&テクノロジー株式会社、Sensors & Materials(株式会社ミュー)、映像情報メディア学会、公益社団法人日本分析化学会
後援:公益社団法人日本化学会、産業技術総合研究所 人間拡張研究センター、一般社団法人ナノテクノロジービジネス推進協議会(NBCI)、一般社団法人エッジプラットホームコンソーシアム(EPFC)、ジーワン株式会社