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IoTの普及と共にセンサの重要性が増している中、先端センサ研究を行う大学とセンサで事業を行う企業との間で協調関係を築き、ビジネスモデルの検討やセンサ技術の検証等の議論を行う場として活動しているセンサ&IoTコンソーシアム。
コンソーシアムが主催(後援:サイエンス&テクノロジー)する本セミナーでは、設置場所の制約が少なくその応用展開に期待がかるフレキシブルデバイス・有機エレクトロニクス技術にフォーカス、人の皮膚へ貼り付られるセンサや、フレキシブル有機薄膜トランジスタ技術を活用したシート型センサ、さらにはIoTセンサが抱える電力供給の課題に貢献する次世代有機太陽電池などについて、構造や製造プロセス、開発・応用事例など、その進展の最先端を3名の講師が解説します。
セミナー講師
コーディネーター:東京大学 生産技術研究所 准教授 南 豪 氏
第1部 「有機材料を用いたIoTセンサ用超軽量発電技術」(13:00~13:55)
(国研)理化学研究所 専任研究員 博士(工学) 福田 憲二郎 氏
【専門】フレキシブルエレクトロニクス、有機エレクトロニクス
第2部 「皮膚貼り付け型センサを用いた生体センシング」(14:00~14:55)
東京大学大学院 工学系研究科 准教授 博士(工学) 横田 知之 氏
【専門】有機エレクトロニクス
第3部 「フレキシブルエレクトロニクスの研究開発とシート型IoTセンサへの応用」(15:00~15:55)
大阪大学 産業科学研究所 特任准教授 博士(工学) 植村 隆文 氏
【専門】フレキシブルエレクトロニクス・シート型IoTセンサ
セミナー講演内容
第1部 「有機材料を用いたIoTセンサ用超軽量発電技術」
(国研)理化学研究所 専任研究員 博士(工学) 福田 憲二郎 氏
IoT技術の進展に伴い、膨大な数のエレクトロニクスへの電力供給技術が重要な技術課題となっています。超軽量かつ高効率な環境発電技術を実現することで、社会のあらゆる場所で発電でき、IoT用のセンサノードを常時動作させることが可能になります。本講演では、有機半導体を利用した有機太陽電池を中心として、高いエネルギー変換効率を実現する最新の進捗について紹介します。プラスチックなどのフレキシブル基板上に形成可能な有機太陽電池をはじめとする次世代有機太陽電池の最新の性能や、極限まで薄膜化・軽量化させるための技術開発、そのような薄いデバイスでの発電性能や安定性について最先端の進捗を紹介し、その可能性と課題を議論します。
第2部 「皮膚貼り付け型センサを用いた生体センシング」
東京大学大学院 工学系研究科 准教授 博士(工学) 横田 知之 氏
皮膚は「全身を映す鏡」とも言われ、体内の様々な異常が皮膚を通じで観察できることが知られている。我々のグループでは、皮膚に貼り付けることが可能な柔らかいセンサの開発を行っている。本セミナーでは、開発した皮膚貼り付け型センサの構造や作製プロセスを紹介するとともに、生体センシング応用についても紹介する。
第3部 「フレキシブルエレクトロニクスの研究開発とシート型IoTセンサへの応用」
大阪大学 産業科学研究所 特任准教授 博士(工学) 植村 隆文 氏
機械的柔軟性・軽量性に優れたフレキシブル有機薄膜トランジスタ技術を活用したシート型センサ技術を紹介します。本講演では、フレキシブル磁気センサ、心電、脳波計測、バイオ分子計測を実現するシステムの開発について事例を紹介します。
セミナー詳細情報、お申し込み
セミナー詳細情報のご確認、またお申し込みに関しましては、以下よりご確認ください。センサ&IoTコンソーシアム会員と非会員でリンク先が異なります。