Sensor & IoT Consortium

光・電気によるバイオメディカル研究の新展開

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~バイオ分野におけるセンサ・デバイス応用の創意工夫~
~脳・臓器計測・埋め込み型LED・CMOSバイオデバイス~


IoTの普及と共にセンサの重要性が増している中、先端センサ研究を行う大学とセンサで事業を行う企業との間で協調関係を築き、ビジネスモデルの検討やセンサ技術の検証等の議論を行う場として活動しているセンサ&IoTコンソーシアム。

コンソ―シアムが主催(後援:サイエンス&テクノロジー)する本セミナーでは、バイオメディカル研究に寄与し、埋込み・インプランタブルデバイスへの応用可能性も持つ研究開発の最新動向を3名の演者よりお話し頂きます。

セミナー案内PDF ダウンロード

セミナー講師

コーディネーター:東京工業大学 教授 博士(工学) 德田 崇 氏

第1部 「脳と末梢臓器の網羅的電気生理計測による生体統合メカニズムの解析」(13:30~14:25)
 東北大学大学院 薬学研究科 教授 博士(薬学) 佐々木 拓哉 氏
 【専門】神経生理学、神経薬理学

第2部 「脳システム理解に迫るための生体埋込み型LEDの開発(14:30~15:25)
  豊橋技術科学大学 電気・電子情報工学系 准教授 博士(工学) 関口 寛人 氏
 【専門】半導体デバイス工学、半導体結晶成長

第3部 「CMOS集積回路をコアとする生体インターフェーシング(15:30~16:25)
  東京工業大学 教授 博士(工学) 德田 崇 氏
 【専門】光半導体、集積回路、センサ

セミナー講演内容

第1部「脳と末梢臓器の網羅的電気生理計測による生体統合メカニズムの解析

東北大学大学院 佐々木 拓哉 氏

 近年の医学生物学研究では、1つ1つの生体機能は、個別の臓器だけでなく、複数の臓器による相互作用によって成り立っているという考え方が主流になってきました。
 本講演では、このような生理現象を調べるために、様々な臓器活動を同時に計測するための技術を紹介し、それらをどのように統合的に理解するべきか考察します。


第2部 脳システム理解に迫るための生体埋込み型LEDの開発

豊橋技術科学大学 関口 寛人 氏

 脳システムの理解に迫る手法として、他の細胞に影響を与えずに特定の神経細胞を光で制御できる光遺伝学的手法が注目されている。
 生体埋込み型LEDは、(1)多点による特定部位への選択的光照射、(2)多機能デバイスとの同時集積、(3)自由行動下の動物への適用が可能な新たな光照射技術である。
 本講演では、脳深部および大脳皮質の広範囲にアプローチできる2つのタイプの生体埋込み型LEDデバイスの開発について紹介する。


第3部CMOS集積回路をコアとする生体インターフェーシング

東京工業大学 德田 崇 氏

 CMOS集積回路は高い位置精度で電気や光をセンシング・ハンドリングできるため、バイオセンシングや生体インターフェーシングへの応用が期待されています。
 一方でバイオ分野での応用においては、従来型のエレクトロニクスとは異なる工夫が必要になります。
 本セミナー講演では、バイオセンシング・バイオインターフェーシングのための機能デザイン・回路設計・デバイスパッケージングなどについて概観します。

セミナー詳細情報、お申し込み

セミナー詳細情報のご確認、またお申し込みに関しましては、以下よりご確認ください。センサ&IoTコンソーシアム会員と非会員でリンク先が異なります。

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